新窯完成しました!初窯展11月7日から

 

新窯2基が完成しました!

須恵器窯令和2年9月7日開始~令和2年9月17日完成

こちらは半地下式の窯で【須恵器窯】といいます。

ここ五所川原は日本最北の須恵器窯跡地として国の史跡指定を受けておりますがその詳細は分からず、その後1000年間途絶えたままです。高度な技術をもっていたと思われる須恵器窯の歴史を再び動かそうと金山焼では今までに5基の須恵器を築窯してきました。その経験をもとに、須恵器を現代の生活に役立つ器として黒色陶器の生産できる地下式の窯を作りました。

 

 

炎が見える窯令和2年9月21日~令和2年10月5日完成

 

 

そしてこの窯が【炎が見える窯】といいます。

薪の窯では、窯の中を炎が舞うように陶器を包み、熱により粘土が固い陶器に変化します。

多くの陶芸家がその美しさに魅了されてきました。この窯は高温耐熱ガラスの窓をつけることにより、一般の方にも窯内の変化する光景をご覧いただけるような形式にいたしました。

炎が見える窯2【窯の内部】

窯の内部見たくないですか??

温度が800度から1000度のタイミングが一番見ごろです。

10月31日(土)、11月1日(日)の2日間にいいタイミングが来るように窯焚きを設定しましたので

ぜひご見学にお越しくださいませ!!

■スケジュール

10月23日 須恵器窯 窯詰め

24日 須恵器窯 焚き

25日 須恵器窯 焚き

26日 須恵器窯 焚き

29日 炎が見える窯 窯詰め

30日 炎が見える窯 焚き

31日 炎が見える窯 焚き【窯内部が見ごろです】

11月 1日 炎が見える窯 焚き【窯内部が見ごろです】

6日 須恵器窯・炎が見える窯 窯出し

7日 初窯展

 

【初窯展】

窯にはそれぞれ個性がありますが、成熟した作品を安定的に生み出すのは5回程度の熟成で、窯が十分に焼き固まった頃といえます。しかし、少年期、青年期というべき成長過程で、それぞれに時々の表情をもった作品が見られます。

初窯は、窯焚きの難しさとも相まって、言わば赤ちゃんのような初々しい魅力があるため、愛好家に珍重されます。

初窯の作品には「初窯」の刻印があり記念になります。

 

 

 

 

 

 

Shibata